2017-10-12

運動会

近頃では春に開催される学校も多くなっているようですが、秋と言えば運動会!

夏休み気分が抜けきれない残暑の中練習が始まり、一日のスケジュールが練習優先で変更になったり。
日が近づくにつれ練習は佳境を迎えるわけですが、その頃には周りもだんだんとピリピリしだす・・・。
毎年同じような感じで運動会時期ってどの子も多かれ少なかれ崩れやすくなります。

そんな影響をモロに受けていたある男の子。
組体操の練習では演技中ずっと裸足で足の裏がチクチクして痛い。
途中で隊形移動や人数の変更など、わかりにくいことが多い上にその場にずっと居なければならない
など。
たくさんの試練がありました。

お家ではお母さんと個人技をできる範囲で練習していたことで、本人も全く未知の世界の出来こと
ではなく、できることがあって参加していたこともよかったのか、最初からやらないということもなく
みんなと練習を頑張っていたそうです。
それと同時にセラピーでは前もって楽しい活動でその場に居ることを目標にし、その他の場面
でもその場に居続ける練習は入れてきました。

そして、運動会当日。
当日は開催会場が変わるということで、そこは昨年からクリア!
小雨の中気分が高揚してそれどころではなかったのもあったかもしれませんが、大幅なスケジュール
変更も、事前に渡していたプログラムに少し説明を加えるだけで何事もなかったようで。
ビデオを拝見させていただくと、思っていたよりも本人はよくやっており、組体操の演技では背中の
上に思いっきり人が乗ってきてもジッと耐え(笑)
足を持たれるのが嫌な演技でもパニックにならずジッと耐え(笑)
当初は練習自体に参加すること、できれば裸足でできたらいいなぁ、から始まりましたが、
グループ技でも先生がメンバーの一人として入っている状況ではありましたが、ちゃんと自分の役割を
全うしていました。

毎回このような運動会、音楽会、生活発表会など行事を見せていただいて思うのが、本番うまく出来て
いることももちろんうれしいことなのですが、ここに至るまでの過程が結び付いていることに一番
喜びを感じます。

彼の場合だと、その時の気分で練習に参加したりしなかったりすることなく臨めた上での結果
だったこと。
多少の環境整備はあったにせよ、苦手な場面でもやらせてもらえたこと。
それをやらせようと判断してくださった背景には、彼自身ができることを日頃示せていたことも
大きかったでしょうし、そのようなことがあっての当日の出来栄えだったことが私たちは何より
うれしく思うのです。

彼が本当の意味で苦手な練習を頑張った結果の喜びを実感するためには、まだまだセラピーで
伸ばしていく部分も必要ではありますが、その土台がしっかりと築けていたことを外の世界で
見せてもらえたことが、私にとっても純粋にうれしかった出来事になりました。

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2017-09-25

その後の楽しみのために

苦手な感触や音、食感などって多かれ少なかれ私たちにもありますが、ある男の子、
以前から工作で使用するのりの感触が苦手で、万が一指につこうものなら何をしていようとも
そちらに意識が向いてしまい、必死でこすり落とそうとするそうです。
拭いた後でも、先ほどまでついていた指を気にしながら擦り合わせて確認したりと、こちらからしたら
もう取れたのだから次の活動をしようよーっと思っても、しばらくは指に意識が向いてしまう・・・、
そんな状態のようで…。

このようなことはのりに限らず日常の中でも多々あり、小さいことから少しずつ崩していって
あげられるように練習をしていました。

そしてここにきて、その子にとって苦手ランキングベスト3に入るのりの練習を入れることになりました。

のりにも様々な種類があるので、一番手につきにくくその子にとって扱いやすいスティックのりを
使うことにし、次に、使う場面の遊びを何にするかを考えていきました。
何せ苦手ランキングベスト3に入るので、ちょっとやそっとの遊びでは絶対にやりたがらないのは
わかりきったこと。
好きなキャラクターを出すだけでは好きな刺激も少なくて、苦手なのりには敵わない!
今までやってヒットした遊びを改良しつつ、その子の好きなテレビ番組(Eテレ)のキャラクタ―と、
それだけではもたないので、セリフをいれつつ好きな視覚刺激も入れて・・・。
好きなことてんこ盛り!の遊びが完成しました!
が、きっとその遊び・・・私とその子にしか理解できないとっても不思議な遊びなんですけどね・・・(笑)

そんなこんなで不思議なその遊び、案の定大ヒット!!!
細心の注意を払いながらも自らのりに手を出し、できない時には私をみてきて介助を求め、
それでも手についてしまった時にはやはり気にはするものの、早く遊びをやりたいから指スリスリも
そこそこに(笑)必死につけて貼りお待ちかねの遊びをやるのです。

そこまで出来たら今のその子にとったら花丸なのですが、それほど好きならばもう少し精度を上げて
のりをつける場所、のりの扱い方や持ち方、片付けの仕方までも組み込んで今では随分と上手に
できるようになりました。

あ~、よかったね!と言いたいところなんですが、それで終わりではありません。

苦手だったのりも好きな活動のためなら使えるようになりましたが、そもそも私たちが暮らしていく
上で、好きなことのためだけに何かをすることってごく稀ですよね。
大人になったら好きなことの方が少ないくらいで、理由が何であれ苦手なことでもやらねばならない
ことがほとんどです。
のりに例えれば、この先様々な場面で使っていくことが予想されるので、こちらは次の段階も
視野に入れています。

遊びで出来るようになったことで、もう一歩先に進めていくこと。
私と出来るようになったのならば、次は先生やお友達と。
のりに限らず、日常や外の世界での可能性が広がっていくことを目指しています。




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2017-08-17

気になるお年頃?

ご家庭に訪問してセラピーをしていますと、おのずと彼らの兄弟児ちゃんとも顔見知りになってきます。

お兄ちゃんがいる幼稚園年少さんの妹ちゃん。
お兄ちゃんがセラピーをしている間、隣の部屋から楽しそうな声が聞こえてくるのが気になって気になって仕方がなく
こちらの部屋に忘れ物をしたと言って取りに来ようとしたり(先に必要なおもちゃは取っているので
ないはずなんですけどね(笑))
私とのセラピー中は自分は入れないということはすでに最初からわかっているので、漏れ聞こえてくる音や様子を
うかがいながら一緒に笑ったりリアクションをしたり、そうこうしながらしばらくすると急に静かになってお昼寝タイム。
まだまだチビッ子ちゃんなんですね。
かわいい限りです。

そんな妹ちゃんですが、セラピーが始まる前と終わった後は自分も私と少し関われる時間だとわかっており、
訪問時に玄関の扉を開けてくれると同時に、なまめかしいポーズをとって履いているスカートを褒めてもらおうと
したり、部屋に入ると私をチラチラ見ながらカーペットの端から端までジャンプしてみせ褒めてもらおうとしたり、
ある時は訪問時、玄関の扉が開くと同時に自分が作った作品を持って突っ立ってたこともありました(笑)

それが最近では自分のことを褒めてもらいたい、見てもらいたいということと一緒に、私の持ち物やつけている
物にも興味がでてきて、
「先生、今日どんなんつけてるの~?」と言いながら私の髪留めを触ってくることなんかもあります。
(その後は自分の髪留めをアピールしてくるのでこちらもリアクションを返しています(笑))
トータルで数分しか関われないので彼女にとったら私の価値は高く(笑)、離れようとしないのがまたまた
かわいらしくて可笑しいのですが、彼女もお家でのセラピーを含めると毎日よく付き合ってくれているものだと
感心します。
と同時に、夏休みで妹ちゃんも毎日いる状況の中でのお兄ちゃんのご家庭でのセラピー。
一緒にやらざるを得ない日もあり、またなんでもお兄ちゃんと一緒がよくて使う道具もごまかしがきかないお年頃なので
何をやるにも倍の労力だろうと思いますが、お母さんがうまく乗せつつ上手にやってらして頭が下がります。
そのご家庭での努力や工夫があるおかげで、子どももルーティーンが崩れがちな長期休暇でも大きく乱れること
なく過ごせています。
この調子でこのまま行事が多くて何かと彼らにとったら試練の多い2学期をやり切っていけたらなぁ、と思っています。








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2017-07-10

今年の宿泊

あれよあれよとしてる間に、宿泊プログラムから早一週間が過ぎました。

改めまして、ご参加くださった保護者のみなさま、子どもたちと共に過ごしてくださったボランティアのみなさま
暑い中、本当にありがとうございました。

ボランティアさんの中には集団プログラムで長くアシスタントをしてくださった方々が、社会人になって貴重な
休日にもかかわらず参加をしてくださったり、昨年同様今年も参加をしてくださった学生ボランティアさんが
いらしたりと、私たちと同じように子どもたちの成長を楽しみにしてくれていることに感謝の気持ちでいっぱい
です。


さて、子どもたちの様子です。

まずはスクールさんで初参加の男の子。
前日もシクシク、当日の朝もシクシク、集合場所でもシクシク・・・。
それでもお母さんの姿が見えなくなると、そこからは切り替えて泣くこともなくみんなと参加できました。
初めての場所や物事には躊躇する場面もありましたが、ちょっと背中を押してあげるとわりとすぐに
なじんでいました。

同じく初参加で最年少の男の子。
優しいお姉さんと一緒だったので不安になることもなくみんなについていくことができました。
2日目にはちょっと思い通りにならないことがあって固まってしまいましたが、私が先にスタスタと歩いて行くと
諦めて自分からついてきて、みんなが行っていたお散歩にも無事合流。

1組の初参加の男の子。
お兄ちゃんたちが集まっていると同じように輪に入り、ワイワイガヤガヤとちょっと難しいことでも一緒にやろうと
する姿が多く見られました。
そこは彼の強みなんですよね。

2組のメンバーは何度か宿泊を経験していることもあり、終始落ち着いて参加できました。
毎週同じメンバーで練習しているせいか、気がつくと傍にいることが多かった男の子と女の子。
一緒にいると落ち着くのでしょうか。

わからないことが多い中、寝転がることもほとんどなく、みんなの中に一緒にいることができるようになって
きた男の子。
慣れない場所で苦手な生野菜を頑張って一口食べることもできました。


そしていつも私たちに笑いを提供してくれるのが、現役1組生と卒業生のコラボレーションです。

今年は宿泊のイベントで肝試しをしたのですが、まぁー怖がる怖がる(笑)
キャーキャー言いながらなかなか部屋に入ろうとしないわ、部屋の奥にあるお菓子を取ってくるのに
何度も戻ってくるわ、きわめつけはラスト戻ってくる彼らをカメラにおさめようと待機部屋でスタンバって
いる私を見るなり、恐れおののいて逃げる子がでてくるわ。
私はお化けではありませ~ん!!! 

待機部屋に戻っても恐怖が拭えずに、少しの物音にもビビる、隙間があると閉めようとする、
「一ま~い、二ま~い」と聞こえてくるとか言い出すわで、もうこちらは笑いを堪えるのに必死です。
まだ幼稚園のスクールさんや1年生のスクール卒業生さん、兄弟児さんのほうが、頼もしくみえるほどでした。
まぁ、えらそうに笑っている私も、実は肝試し系は超~苦手なのですがね・・・(>_<)

そんな1組卒業生たちも、おととしより昨年、昨年より今年とグループになって遊ぶことが増えており、
大人が中に入らなくても自分たちで遊びだすことが多くみられました。


後日、参加された保護者の方と少しお話をする機会があったのですが、長く療育をやってこられて今がある
お母さん方やその子どもさんたちを知ることで、ちょうど今現在、日々療育をしているご自身にとっても
大変励みになったとおっしゃっていました。

そのお言葉に、私もさらに精進していこうと思いました。

















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2017-06-19

スクールトライアルでの課題

スクールトライアルが始まって1カ月が過ぎ、いろいろな意味で慣れてきた子どもたち。

最初は借りてきた猫のようにおとなしかった子や、スキル的にできることが多くて余裕だった子も
少しずつ本領発揮…。
それができたら楽なのにね・・・っていうような場面がポロポロでてきました。

先生からこっちにしてたほうがいいよ、と言われたことに納得できずに「やらない!」の一点張りで
何十分もごねてしまったり。
(たいしたことではないんですけどね・・・)
困った時にすぐにしてほしいことが言えずモジモジしてしまったり。
(それ以外の場面ではたくさんおしゃべりしてたり、お友達に注意をしたりもできるんですけどね・・・)

幼稚園の今は比較的担任の先生や補助の先生の目が行き届く状態なのでなんとかなっていたとしても、
小学校に上がるとガラリと環境が変わって、朝の用意の時間や休み時間、掃除の時間など子どもたち
だけで過ごしていく時間が増えてきます。

そうなってくると、スキルとしてはできるのにスキル以外の先に述べたようなことで引っかかってうまく
立ち回れない・・・なんてことが先生の知らないところで起こってしまうのです。
そういった時には特に自分からお友達や先生に正しくアピールしていかなければ、気づいてもらったり
助けてもらったりすることはなかなかできません。

また、自分がこうしようと思っていたことに対して違う方法を提示されたり、またはスケジュールの変更など
でできないこともでてきたりしますが、手厚いうちはもしかしたらなだめてもらえたり、別の条件をだしてもらって
気をそらしたりできているかもしれませんが、小学校だとそうはいきません。

そのたびに気分を損ねていては授業についていくことももちろんですが、本人自身もつらくてしんどい
思いをすることになってしまいます。

得手不得手は誰にでもあることなので、これから先苦手なことやどうしてもフォローが必要なことなどで
誰かに助けてもらわないといけないこともでてくるかもしれないでしょうが、まずはベースになる部分を
スクールトライアルやお家で練習していきながら、子どもたち自身が力をつけていけるように、私たちは
お手伝いをしています。

小学校って、ちょっとわからないことや我慢をしないといけないこともあるけれど、まぁまぁ楽しいよね、って
思えるような、そんな子どもたちになってくれたらうれしいです(^^)



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