2017-09-25

その後の楽しみのために

苦手な感触や音、食感などって多かれ少なかれ私たちにもありますが、ある男の子、
以前から工作で使用するのりの感触が苦手で、万が一指につこうものなら何をしていようとも
そちらに意識が向いてしまい、必死でこすり落とそうとするそうです。
拭いた後でも、先ほどまでついていた指を気にしながら擦り合わせて確認したりと、こちらからしたら
もう取れたのだから次の活動をしようよーっと思っても、しばらくは指に意識が向いてしまう・・・、
そんな状態のようで…。

このようなことはのりに限らず日常の中でも多々あり、小さいことから少しずつ崩していって
あげられるように練習をしていました。

そしてここにきて、その子にとって苦手ランキングベスト3に入るのりの練習を入れることになりました。

のりにも様々な種類があるので、一番手につきにくくその子にとって扱いやすいスティックのりを
使うことにし、次に、使う場面の遊びを何にするかを考えていきました。
何せ苦手ランキングベスト3に入るので、ちょっとやそっとの遊びでは絶対にやりたがらないのは
わかりきったこと。
好きなキャラクターを出すだけでは好きな刺激も少なくて、苦手なのりには敵わない!
今までやってヒットした遊びを改良しつつ、その子の好きなテレビ番組(Eテレ)のキャラクタ―と、
それだけではもたないので、セリフをいれつつ好きな視覚刺激も入れて・・・。
好きなことてんこ盛り!の遊びが完成しました!
が、きっとその遊び・・・私とその子にしか理解できないとっても不思議な遊びなんですけどね・・・(笑)

そんなこんなで不思議なその遊び、案の定大ヒット!!!
細心の注意を払いながらも自らのりに手を出し、できない時には私をみてきて介助を求め、
それでも手についてしまった時にはやはり気にはするものの、早く遊びをやりたいから指スリスリも
そこそこに(笑)必死につけて貼りお待ちかねの遊びをやるのです。

そこまで出来たら今のその子にとったら花丸なのですが、それほど好きならばもう少し精度を上げて
のりをつける場所、のりの扱い方や持ち方、片付けの仕方までも組み込んで今では随分と上手に
できるようになりました。

あ~、よかったね!と言いたいところなんですが、それで終わりではありません。

苦手だったのりも好きな活動のためなら使えるようになりましたが、そもそも私たちが暮らしていく
上で、好きなことのためだけに何かをすることってごく稀ですよね。
大人になったら好きなことの方が少ないくらいで、理由が何であれ苦手なことでもやらねばならない
ことがほとんどです。
のりに例えれば、この先様々な場面で使っていくことが予想されるので、こちらは次の段階も
視野に入れています。

遊びで出来るようになったことで、もう一歩先に進めていくこと。
私と出来るようになったのならば、次は先生やお友達と。
のりに限らず、日常や外の世界での可能性が広がっていくことを目指しています。




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